あなたが、家を建てようと思ったきっかけは何ですか?
家を建てるには、以下のように検討事項が多く、年単位での時間がかかる場合があります。この事を認識しておかないと、検討に疲れてしまっておざなりになり思い通りの家を建てられなかったり、検討が雑だと資金計画と違った選択をして、お金に行き詰まって家を建てたその後の生活が思い通りにできなかったりといった危険もあります。
- 建築会社・工務店・ハウスメーカーや営業担当選び
- 資金計画・資金調達・住宅にかかる税金対応・住宅にかかる減税申請
- 住宅購入契約と建築スケジュール、それに合った打ち合わせや設備選定・間取り検討
- 外構工事契約と外構スケジュール、設備選定(ポストや庭や駐車場)
- 引越費用検討(建替ならさらに仮住まい探し・契約・2回の引越費用)
検討事項が多く疲れてしまった時や、営業提案を受けて迷った時、設備検討に迷った時は、スケジュールを調整してもらって、少しスピードを落として、どうして家を建てようと考えたのかを見直してみましょう。
「ちょっと今のままだとまずそうだな」と思ったときは、少し費用がかかっても、引き返すことも有りです。それくらい大きな買い物、その後の生活に重要な決断だということを認識しましょう。
家を建てようと考えたきっかけ
私の場合、家の検討は「子どもをきれいな新しい家で育てたいという妻の要望」がきっかけでした。
そのため、私は正直あまり最初は乗り気ではなかったです。
私が考えた家を建てる事に否定的に考えたこと
当時、両親が近くに別で家を建てて引越をしていたので、私は生まれ育った古い家に妻・子どもと一緒に住まわせてもらっていました。以前からですが、近くで大きな車が通るとよく揺れる家ではありましたが、私が生まれ育った家だったので愛着もありました。そんな私が建替を考えた時に否定的に考えたのは下記理由からです。
- 古い家だがまだ住める、建替をすると住宅ローンで自由に使えるお金が少なくなる
- 住宅ローンを抱えるため、ある程度安定的な職業に従事し続ける事に縛られる、会社が嫌になっても辞めにくい
- 転勤の時に単身赴任か貸家にするかで負担になる
- 両親の土地と家だったので、相続の時に家族内で揉めないか心配
- 40歳を超えていたので年齢的に、35年の住宅ローンが心配
皆さん一番に考える事だと思いますが、やはりお金の問題が多かったです。
私が考えた家を建てる事に肯定的に考えたこと
家を建てる事を真剣に考え始めたのは、妻が「家以外は望まない」と強く要望した事が大きかったですが下記の理由からでした。
- 古い築40年以上の古い生家で、断熱性が失われており、冬寒く・夏暑くこの先の20-30年の間、ずっとは住み続けられないかもしれない
- 賃貸住宅に住み替えも検討しましたが、一戸建ての方が音漏れや振動で下の階への気遣いをする必要がなく、自由に掃除・洗濯・子育てができる、ご近所と近くで頻繁に顔を合わせる機会が減り静かな暮らしができるかもしれない
- 好きな間取りにできる、好きに改造ができる、将来的に植物を植えて庭いじりをしたい
- 家の建替を先延ばしにすると、年齢的に35年の住宅ローンを組むのに、無理が出てきそう
という事で、こちらはお金以外の部分が多いです。
家を建てようと考えたときの事(資金計画)を忘れない
家を建てようとする時に「否定的な考え方(守り)」と「肯定的な考え方(攻め)」のどちらも重要です。「肯定的な考え方(攻め)」だけではなく、「否定的な考え方(守り)」を一定程度解消できるようにするためには、お金の問題を検討の一番の前提においておく必要があります。
家を建てる事は、長く時間がかかります。素敵な「性能や設備にばかりこだわり過ぎない」「営業に言われるまま踊らされない」。自分の予算の範囲内で無理のない、家をつくることを強くおすすめします。
私の場合、打ち合わせの時は、建築会社・工務店・ハウスメーカーに対して、常に疑いの目で全てのものを見るようにしていました。見積や図面に書かれている数字、性能や機能・設備については、「費用と見合う」のか「予算の範囲で収まるのか」を常にチェックして、無理なく家を建てる検討をしましょう。
性能や機能・設備を充実させて立派な家を建てるのも大事ですが、「家を建てた後の生活」の方がきっと大切ですよね!
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