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【実例あり】差額350万円も!注文住宅の見積と最終費用:予想外の差額を避ける5つの方法

【実例あり】差額350万円も!注文住宅の見積と最終費用:予想外の差額を避ける5つの方法

注文住宅の見積書はもらったけれど、最終的にこの見積におさまるのか?
高くなるのか?安くなるのか?実際にどれくらいの差が出るのか?気になったことはありませんか。

注文住宅の見積書は、見積時に指定をしていない場合は、建築会社・工務店・ハウスメーカーの標準設定の設備(タンクトイレ/標準食洗機/外壁材/床材)を元に価格設定がされます。そうすると、間取りや外観など家のイメージが固まってくる過程で、当初の見積より価格が高くなってきてしまう事があります。

2019年から検討を開始して2021年に注文住宅で家を建てた私の経験から、見積書が最終会計までにどのように変わっったのか実際の見積書と実会計を元にご紹介します。

この記事を読めば、注文住宅の実際の見積書と精算時の最終支払いがどの様になるのかを知る事ができ、そもそも見積時に織り込んでおけば、齟齬が発生しない見積書依頼ができるようになります。

これから注文住宅や建売で家を購入しようとしている方は、参考になると思いますのでぜひ最後までご覧ください。

目次

はじめに:私の注文住宅の建築条件について

建築条件

  • 建築会社 :桧家住宅(リンク
          スマート・ワン カスタム Ver.4.2
  • 建築時期 :2020年4月…建築工事請負契約
          2020年12月〜2021年3月…建築工事
  • 基準床面積:1F床面積 42.23平方メートル(12.75坪)
          2F床面積 43.06平方メートル(13.00坪)
          3F床面積  1.00平方メートル
          PH床面積  4.96平方メートル(1.5坪)
          延床面積 90.25平方メートル(27.25坪)
  • 建物用途 :専用住宅
  • 階数   :2階建て
  • 屋根材  :スレート葺き(スレートブキ)
  • 外装材  :サイディング
  • 地域区分 :6地域
  • 当初の予算:あまり考えていませんでした。

建築請負契約を結んだ際の見積書と、実費用の金額とその差分について

見積と実費用との差について

請負契約時   実費用    差分    
本体価格17,600,56120,392,984+2,792,423(+13%)
付帯工事5,855,0006,150,000+295,000(+4.7%)
その他費用2,162,0002,466,356+304,356(12.3%)
合計25,617,56129,009,340+3,391,779(11.6%)

見積と実費用との差の詳細について

項目項目詳細請負契約時最終差分   備考
建築本体標準本体価格14,163,01914,441,105+278,086(1)
オプション工事96,6722,529,757+2,433,085(2)
坪数オーダー価格/サービス工事2,940,8703,022,122+81,252(3)
実施図作成費用400,000400,000
屋上設置費用
本体価格合計17,600,56120,392,984+2,792,423
付帯工事屋外給排水工事1,045,0001,045,000
残土盛土処理費320,000320,000
建築確認申請567,000567,000
地盤調査140,000140,000
仮設工事862,000862,000
解体費用1,250,0001,100,000-150,000費用を抑えるため、営業提案で別会社とした
地盤改良工事発生せず
住宅設備10年延長保証料80,00080,000
許認可申請78,00048,000-30,000
水道メーター設置工事費313,000288,000-25,000
特殊工程作業費200,000200,000ガードマン,駐車場費用
外構工事1,000,0001,500,000+500,000(4)費用を抑えるため、営業提案で別会社とした
付帯工事合計5,855,0006,150,000+295,000
本体/付帯合計23,455,56126,542,984+3,087,423
その他費用証明100,000100,000
カーテン250,000300,000+50,000
空調Z空調なので本体に含む
仮住まい・引越800,0001,000,000+200,000引越70,000円含む
水道局・納金247,00015,800-231,200
残土処分100,00098,000-2,000
地鎮祭35,00035,000
つなぎ融資・利息手数料113,219+113,219
火災保険250,00051,251-198,749
借入諸費用200,000484,000+284,000(5)
登記180,000269,086+89,086登記67,336円
抵当権設定87,750円
建物表題登記/建物滅失114,000円
その他費用合計2,162,0002,466,356+304,356
総合計額25,617,56129,009,340+3,391,779

差分理由について

(1)標準本体価格差分… +278,086
   建築面積が、最終的に若干大きくなったため。

(2)オプション工事差分… +2,433,085

  • 玄関ポーチタイル 81,000
  • キッチン変更(浄水器、食洗機、電気コンロ、換気扇) 1,110,000
  • トイレをタンクレストイレに変更(手洗いカウンター含む)2箇所 460,000
  • 床材変更 89,725
  • エコキュート配管延長 23,000
  • 屋上扉ガラスを防犯ガラスに変更 20,400
  • 居間の壁面タイル変更 147,600
  • 壁掛けテレビ対応壁面補強 45,227
  • 玄関下駄箱をオプション品に変更 65,000
  • 洗面所上部収納追加 55,100
  • 屋外水栓 72,000
  • 防水仕上げ変更(金属防水) 18,205
  • 間仕切り壁グリット変更 15,000
  • 室内物干し追加 26,000
  • 電気配線追加工事 180,728-
  • 照明器具追加 1,400-
  • ユニットバス サーモバス変更 16,700
  • 階段下枕棚加工 6,000

(3)坪数オーダー価格/サービス工事… +81,252
   建築面積が、最終的に若干大きくなったため。

(4)外構工事… +500,000
   タイルデッキ追加のため

(5)借入諸費用… +284,000
   資金借入先を金利の低いネット銀行としたため

見積書と実際の費用:工事費の大きなズレはなぜ起きるのか?

私の経験から、以下のポイントに注意することで、見積もりと最終費用の差額発生時でも、慌てず対応が行えると思います。

  1. 詳細な初期プランニング
  2. 予備費の確保
  3. 定期的な予算確認
  4. 優先順位の明確化
  5. 柔軟な対応力

当初見積はあくまで、標準設定の設備である事を認識した上で、実際の設備決定時には予備費を超えない範囲でのオプション設定が必要になります。

差額は発生しましたが、最終的には満足のいく家が完成しました。予算管理は大変でしたが、この経験を通じて学んだことは多くありました。これから注文住宅を建てる方々には、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。

皆さまの家づくりが素晴らしいものになりますように!

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