最近、住宅業界でも話題になっているのが 「AIで間取りを自動生成するサービス」 です。
「土地の広さや条件を入れるだけで、数秒で家の間取りが完成!」なんて聞くと、家づくりを考えている人ならワクワクしますよね。
でも実際に試してみたら……なんと 脱衣所がない家 が出来上がってしまいました。
「え?お風呂に入るときどこで服を脱ぐの?」と思わずツッコミを入れたくなる結果に。
今回はそんなAI間取りを実際に作ってみた体験をお届けします。使用したのは「ChatGPT-5」です。
AI間取りってそもそも何?
近年登場している「AI間取りサービス」は、建築条件や敷地面積を入力すると、AIが自動で間取り案を作ってくれるというものです。
中には3D表示までできるサービスもあり、建築士でなくても「家のイメージ」を簡単に確認できます。
今回は、神奈川中央エリアで26坪(約86㎡)の敷地・木造2階建てという条件で試してみました。
実際に作ったAI間取りを公開!
こちらが実際にAIが作ってくれた間取りです。

一見するとそれっぽく見えますし、LDKや寝室などもしっかり配置されているように見えます。
「おお、AIすごいじゃん!」と思ったのですが、よく見ていくと……?
ツッコミポイント①:階段の位置がおかしい
まず気づいたのは 階段の位置。
1階の玄関すぐ横に階段があるのに、2階の出口が微妙にズレていて動線として破綻しています。
もしこれをそのまま建てたら「2階に上がったはいいけど、下の階と位置が合っていない」なんてことに…。
さすがにこれは住みにくいですよね。
ツッコミポイント②:脱衣所がない!?
もっと大きな問題がこちら。
浴室の前に 脱衣所がない んです。
洗面所(Powder-room)はあるのですが、浴室と直結していて「服を脱ぐスペース」が考慮されていません。
お風呂から出たあとにすぐリビングに出ちゃう?
それとも玄関で脱ぐ?? なんて冗談を言いたくなるレベルです(笑)。
AI間取りからわかること
今回の結果から感じたのは、AI間取りは「アイデア出し」には役立つけれど、そのまま建てられる完成度ではないということです。
- 生活動線(家事や入浴、子育てなどの動き方)
- 建築基準法や構造上の制約
- 家族のライフスタイル
こうした要素をきちんと反映させるには、やっぱり人間=建築士の知識と経験が欠かせません。
まとめ:AIと人間、両方の力で理想の家をつくる
AI間取りは「一瞬でプランが出る」という面白さや可能性がありますが、今回のように「脱衣所がない」なんていう笑える失敗も。
でも、それが逆にAIの魅力でもあると思います。
アイデアのきっかけはAI、最終的な調整は人間のプロ。
この組み合わせが、これからの家づくりのスタンダードになっていくのかもしれません。
ちなみに、家づくりで一番大切なのは「間取り」だけではなく 資金計画 です。
最新の住宅ローン金利や借入の考え方については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
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